114日午後、5つの分科会、バリアフリー観劇があります。

1分科会  (担当:全難聴補聴医療対策部)

「デシベルダウン再考」 ~聞こえの支援の現場から~

世界的に研究が進んでいるAPD(聴覚情報処理障害)について取り上げますAPDは人口比3~4%。聞こえが苦手だけでなく文章を読むのも苦手になるそうです。一口に難聴は、軽度とか、重度というように切り分けられてきましたが、見方を変えて、デシベルだけでは測れない困難さがあることが言われるようになってきました。この分科会では、私たちの困難さ、外からはけっして「見えない障害」にあらたなスポットをあててみます。アドバイザーには慶應義塾大学病院教授の小川 郁氏も参加。熱い議論にご期待ください。

 

第2分科会 (担当:全難聴要約筆記部)

「情報保障への難聴者のニーズと要約筆記事業を取り巻く課題」

2015年度にまとめられた「今後の要約筆記事業についての提言」をさらに整理すべく、201612月に「第2次要約筆記ワーキンググループ」が立ち上がりました。この分科会では、「会話支援機器と難聴者ニーズ・会話支援機器と要約筆記事業」「要約事業の担い手の再確認と事業体のあり方」「文字情報(字幕・筆談)と要約筆記の整理」について、ワーキンググループにおける議論の中間報告を行います。難聴者、要約筆記者の双方から注目を集めるであろうこと間違いなしです。また、要約筆記事業の担い手としての事業体のあり方について検証を行うことから、行政機関や情報提供施設関係者などの参加申し込みもお待ちしております。

 

第3分科会 (担当 全難聴情報文化部)

「活用しよう!防災マニュアル」

全難聴では、助成事業で「難聴者・中途失聴者のための災害時・緊急時対応マニュアル」を発行しました。マニュアル活用を通して見えてきたのは、個々のつながりです。災害時に役立つのは、普段からの家庭、地域のつながり、そして全難聴のような全国的なつながりが重要だということです。昨年熊本地震で被災した現地協会理事長宮本せつ子さんはじめ、東日本大震災等で被災経験を持つ情報文化部のフレッシュなメンバーがお待ちしています!

 

第4分科会 担当 全難聴青年部)

「考えよう!

職場でのコミュニケーションの壁に、どう立ち向かえば良いのか」

障害者差別解消法、改正障害者雇用促進法施行後、1年が経過しました。

法施行が、聴覚障害を持つ当事者や企業に対して、どのような影響をもた

らしたのでしょうか。聴覚障害者を持つ若林亮弁護士より、2つの法律のポ

イントと、法施行後の影響についてお話しをいただきます。その後、少し

でも働きやすい環境にするために自ら奮闘されている、当事者おふたりの

体験発表をもとに、今回のテーマについて参加者と一緒にじっくり考えて

いきたいと思います。

 

第5分科会 (担当 東京都中途失聴・難聴者協会)

「聞こえにくさと向き合う ~聞こえにくい方の家族や周囲の方のために~」

今までなかなか取り上げられる機会がなかったテーマに取りみます。聞こえにくい方と聞こえる方が一緒に体験し、考える分科会です。聞こえにくい方が聞いている音を聞いてみる。聞こえにくい方が困るありがちな場面を検討してみる。聞こえにくい方とのコミュニケーションの基本を知る。このような体験も含めて、聞こえない・聞こえにくい方への理解を深める分科会です。周囲に難聴への理解を広げるヒントも詰まっています。

 

バリアフリー観劇  劇団四季 『ライオンキング』 TA-net共同企画)

1998年からロングラン公演を続けてきている『ライオンキング』ですが、聴覚障害者にはハードルが高いものでした。今回、TA-netとの共同企画で、ポータブル字幕、ヒアリングループ(磁気誘導ループ)つきのバリアフリー観劇を実現させます。お見逃しなく。これをきっかけに、全国でもバリアフリー観劇の輪が広がっていくことを願っての実施です。